グレートウォール 感想 信頼

映画

2017
中国
アメリカ
マット・デイモン

映像はもちろん迫力ありますが、攻め込まれるシーンはどうしても「ワールド・ウォーZ」とカブってしまいます。登場人物の鎧はカッコイイのですが、かっこよすぎてゲームに出てくるキャラクターのようで安っぽく見えてしまいました。なので戦闘シーンも鎧が持つ独特の重い雰囲気が無く「赤チーム」「青チーム」としか感じれなかったのが残念でした。

信頼していた仲間たちと旅を続けるうちに、万里の長城での戦いに巻き込まれます。立場の違ういろんな人達、思いもよらない裏切りがいろんな状況で起こります。

「自分が良ければいい」という考え方から起こす行動は、望んだような結果にはならないと見せつけられました。

たまたま助けた若い兵士が一番信じる気持が強かったのでは、と思いました。異国の人間とはいえ命を助けてくれたのですから、命をかけたお返ししますよね。魔物の手から平和を守ってくれると信じたのだと思います。

最終的に自分を裏切ったトバールを受け入れるのですが、長城での体験がなかったらこんな行動はとらなかったかもしれません。裏切りや信頼してもらえる大切さを学んだのでしょう。

 

再び受け入れられたトバールはこんなウイリアムの思いをしっかり理解し、これから出会う人たちに信用してもらえる人になってほしいですね。

命をかけて仲間を守る、自分を裏切った仲間を受け入れる。どちらも信じ切らないとこんな行動はとれません。そこまで信じれるモノ、自分にはあるのでしょうか。そして信じてもらえる自分でしょうか?

正しいと信じていた事は本当に正しいのでしょうか?価値観を変える事は簡単ではないと思います。私利私欲のためではなく、大切なのはホンモノの仲間たちのことを思い、信じあえるかどうかなのではないでしょうか。信じる相手を間違えないように、ホンモノを見極める判断力は鍛え続ける必要があると思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました