2017
アメリカ
アクション
アドベンチャー
110分
トム・クルーズ
ハムナプトラのリブートとして今回トム・クルーズの主演のアクションアドベンチャーです。ハムナプトラも昔の映画のリブートらしいですね。知りませんでした。
予告を最初に観た時から思っていたのが、トム・クルーズのこういう感じのアドベンチャーものってしっくりこないということ。
ハムナプトラは主役の俳優さんのことを全く知りませんでした。「アドベンチャーな人なんだな」ぐらいにしか思わなかったので、こんな違和感のようなものを感じることはありませんでした。
「ミイラ」「呪い」と聞くと緊張感いっぱいのスリリングなストーリーかと勝手に思ってしまったのですが、そればかりでなくクスッとしてしまいそうな場面もありました。
最後の方のニックとアマネットの一騎打ちのシーンで、ニックがアマネットに襲いかかろうと向かって行くと、アマネットの強烈なビンタ1発で地面に叩きつけられ、痛みで顔が歪ませています。しかも続けて2回。
最初の方でアマネットの冷酷なシーンを見てそういう性格の人なんだと思い込んでいたので、向かってきた相手をはじき返したりパンチしたりするのかと思ったらただのビンタです。そのビンタする姿が普通の女性のようにしか見えず、とても冷酷な相手とは思えませんでした。ミイラアマネットが自分で手を下すシーンはそんなになかったからかもしれません。
このシーンだけ見たら、ジャッキー・チェンがビンタされる方が僕にはしっくりきます。そういえば、目が覚めたら裸になってて人が来たのに気づいて焦るシーンもジャッキー的です。トム・クルーズがやるこの軽さというか、チープなコミカルさというか、違和感はこれなのかもしれません。
ニックと一緒に行動した男性のクリスが最初に飛行機の中で呪われ操られて、感情も見せず、その姿に殺意も感じずただナイフを向けてくるシーンはゾッとしました。ゾッとするシーンはここぐらいで、同じように操られるミイラ(ゾンビに見えた)は雑魚すぎて怖くありません。
中盤にはラッセルクロウが出てきたのでちょっと驚きました。随分老けましたね。役のせいでしょうか。なぜそういう状態なのかは説明不足な感じがしました。
どうやらあまり評判が良くないようですが、その理由はトムがやる違和感かもしれません。ジャッキー・チェンのサンダーアームやプロジェクトイーグルを観ているような気分でした。
僕は普通に楽しめましたが、トム・クルーズじゃないバージョンを観てみたいと思ってしまいました。
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