ワイルドスピード アイスブレイク 感想

ワイルドスピード 映画

ワイルドスピード

ワイルド・スピード ICE BREAK OFFICIAL SITE
2017
アメリカ
ヴィン・ディーゼル
シャーリーズ・セロン

何があっても仲間を信じること

オープニングのレースシーンでは、ワイルドスピードらしい迫力のあるカーアクションと共に、「リーダーとはこうあるべき」というドムの寛容な行動を見せつけられます。レース相手もドムの行動に心打たれ、後半にファミリーと一緒に作戦に加わります。

このオープニングでの行動だけでドムは理想のリーダーだと誰もが認めるに違いありません。「あの行動をとるドムなら」という考えを持ったまま最後まで一気に話は進んで行きました。

 

僕のお気に入りのアクションシーンは脱獄シーンです。ホブスのパワーで押し切るアクションとデッカードの流れるようなアクションは対照的です。どちらもかっこいいので見ていてスッキリしました。

ドミニクは脅されて敵に言われるがまま、ファミリーを裏切るような行動をとるしか選択肢はない状況です。イラつく感情もファミリーの前では見せず、いつもとは違うドムの悪党らしい目に気づくファミリーです。その鋭い眼光はファミリーに向けたものではなく、自分が味方しているサイファーに向けた感情そのものでした。

終盤に合流するまでファミリーと交わす言葉はあまりありませんが、最後までリーダーとして信じることができるからこそ、ドムがファミリーのところに戻った瞬間にみんなに受け入れられます。

ファミリーを裏切る行動をとったとは言え、ドムもファミリーもお互い信じていたはずです。

 

極悪だったデッカードも今回の作戦を通じて最後はファミリーに迎えられます。前回の敵までも受け入れて味方につける寛容さは、やはりドムのリーダーシップがあるからこそでしょう。ファミリーの絆もさらに深まりました。

子供にブライアンと名付けたのも、元ファミリーを思う気持ちからでしょうが、僕にはちょっとしつこく感じました。ドムらしいと言えばそうなのでしょうが…

 

仲間を思う気持ちを言葉ではなく正しい行動で示すことで信頼を得て、お互いに信じ抜ける強い絆が生まれる。

この映画を観てそんなメッセージを感じました。自分も心から信じてもらえるような人間になるために、普段の行動から意識したいと思いました。

 

PS

序盤でクスッとしてしまうシーンがあるのですが、後ろのお客さんが

「ははは、あれおかしいよね笑」
「静かにして!」

というやりとりをしていました。
おかしいところは笑えば良いし、雑談じゃなければ声を出して笑ったりしても良いと思います。エンターテインメントですからおかしいところは笑い、悲しいところでは泣くのは映画を心から楽しんでいる証拠じゃないかなと思いました。

コメント

  1. より:

    公開からずっと観たい観たいと、まだ観れてないですw
    ネタバレでもなく、予告よりそそるレビューで、いよいよガマンできない笑
    観に行くわ(//∇//)

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