ローガン LOGAN 感想 ネタバレあり

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logan

2017
アメリカ
ローガン公式サイト
ヒュー・ジャックマン

あらすじ

不死身の治癒能力が失われつつあるウルヴァリンことローガンが、絶滅の危機にあるミュータントの希望となる少女を守るため、命をかけた壮絶な最後の戦いに身を投じる様を描く。ミュータントの大半が死滅した2029年。長年の激闘で疲弊し、生きる目的も失ったローガンは、アメリカとメキシコの国境付近で雇われリムジン運転手として働き、老衰したプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアを匿いながら、ひっそりと暮らしていた。そんなある日、ローガンの前にガブリエラと名乗る女性が現れ、ローラという謎めいた少女をノースダコタまで連れて行ってほしいと頼む。組織に追われているローラを図らずも保護することになったローガンは、チャールズを伴い3人で逃避行を繰り広げることになるのだが……。映画.comより

感想

過去の作品全部を観ている訳ではないし、内容を忘れてしまっているので今回の作品との繋がりがわかりませんが、とても面白かったです。

ここからネタバレありです。

チャールズとローガンの姿が、とてもヒーローとは思えない有様です。チャールズは発作が起きると能力は暴走しますし、ローガンはぽっこりお腹で走っても体力が持ちません。見事な衰えっぷりは笑えるレベルでした。

施設の中だけでしか生活してなかった少女ミュータントのローラが国境を目指す途中で、ローガンからいろんなことを学んで徐々に人間らしくなっていきます。

ローラが外の世界で見るものは珍しいものばかりで、目を爛々とさせているその姿は子供そのものでとても微笑ましいです。時々見せる好奇心旺盛な子供の行動は、観ている側の緊張状態をちょっと和ませてくれました。暴れ出すと過去のローガンのような凶暴性が発揮されますが、かわいらしさとのギャップに驚きました。

ローガンもローラに対して大雑把な行動を徐々に改めていくように見えました。若い(新しい)ローガンとの戦闘シーンは過去の作品のローガンを思い出させる凶暴っぷりです。X-MENのローガンはまさにこんなイメージですが、今回は倒すべき相手です。今回はやたら人間味のあるローガンですが、彼も兵器として作られたことを思い出しました。

他の子供ミュータントたちと国境に向かう森の中で追っ手に追いつかれてしまい、ローガンは追いかけて追っ手を倒していきます。予告編にもあった相手に両手の爪で飛びかかるシーンは、いかにもワイヤーアクションぽくてチープに見えとても残念でした。観ていて緊迫して目が離せないでいる状態を途切れさせたように感じてしまいました。ほんの一瞬ですがとても勿体なかったです。

ローガンが最後に手に入れたもの

死に際の最後のローガンのセリフ「こんな感じだったのか」という言葉にとても感動しました。涙を流してもいいレベルです。

ローガンが最後に手に入れたものは形があるものではありませんが、ローラと過ごす中で徐々に芽生え本当の関係になったことに満足して息絶えたように見えました。

そしてローガンを埋葬し、ローラは立てた十字架を抜き斜めに立て直して名残惜しそうに仲間たちと国境に向かいました。

十字架をXにして立てたのは、X-MENということと締めくくりの意味もあったのかもしれません。

今までのX-MENシリーズとは全く違うものでした。タイトルに「X-MEN」と書かれてないので「アメコミヒーローもの」という先入観は全く必要ありません。今年観た中では一番感動したいい映画でした。