猿の惑星 聖戦記 ネタバレ感想

猿の惑星 聖戦記 映画

猿の惑星 聖戦記

2017年7月
アメリカ

初めての猿の惑星シリーズがこれです。

みんな自分勝手

仲間を守るため、そして復讐のために、憎しみだけで行動していたシーザー。

自分勝手な行動で人間側に寝返ったエイプは、目の前でかつてのたくさんの仲間が犠牲になってしまいます。その時何を思っていたのかは想像できます。

気づいた頃には遅すぎですね。

それでも最後に仲間のためにたったひとつできることをやる姿は、これで足りるとは思ってないでしょうが命で償ったようにも見えました。

自分が一番カワイイので、自分のことしか考えないで行動をしていると最後には結局後悔しきれない状況になります。

映画によくある展開ですが、僕にも自分勝手な行動で迷惑をかけたことがあったかもしれません。

多分あります。誰でもありますよね?

囚われているエイプ達の所に危険なのに迷いなく敵地に入り込み、一緒にいたエイプは岩影から「戻れ」と言っても聞こえてないかのように行ってしまいます。助けにきてくれた少女に対して他のエイプたちは餌や水をもらえて喜んでただけです。シーザーはきっと

「え?なんでこんな危ないところに来たの?何考えてんの?」

ぐらいは思ったでしょう。

少女は自分を良くしてくれているエイプたちを、純粋に「助けたい」と思っただけだと思います。

憎んだ相手の思いには納得しましたが、だからと言って何をしてもいいのかというと違いますね。

ただ相手も必死なのはわかります。シーザーが爆発させていた感情は、弱った相手を見てほぼ消えてしまいました。

人間たちは共倒れ、残ったのはエイプたち。

知能が発達したとはいえ、人は猿より劣ったというふうに見えてしまいます。

少女が敵地に向かって歩いて行った時、

今思えば純粋に相手のことを思って行動したのは終盤のシーザーと少女だけ。エイプも人間もみんな自分(自分たち)が一番だったような気がします。

自分勝手な行動をとってしまうときもありますが、これからそれに気づいた時に自分はどんな行動をとるでしょうか。

自分の考えで誰かのために行動しているつもりでも、それが本当に相手の望んでいることなのかどうかを意識したいと思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました