レディー・ガガ
ブラッドリー・クーパー
昔あった「スター誕生」のリメイクなんですね。
アリーの初ステージはジャクソンに招待されたライブでした。
招待と言ってもバックステージです。
会場に入り長い通路を進んでいくと演奏や会場の歓声がドンドン大きくなり、ステージに近づいているのがわかります。
自分がステージに向かっているような気分になり、気分も高まっていきました。
ステージ袖に着いてステージからたくさんの人が見えます。
この時には興奮なのか感動なのか、その両方なのか、見ている僕はそんな状態でした。
ジャクソンに呼ばれても自分には見合わないと思ったので、ステージに出るのは迷ったと思いますが、意を決して袖からマイクに向かいました。
迷い、戸惑い、興奮、そして喜びを感じながら熱唱するシーンで最初に感動しました。
プロミュージシャンを目指しているなら大勢の前で歌うのが夢のはずです。
アリーは一歩踏み出しチャンスをものにしました。
音楽もちろん良かったのですが、それよりこれはラブストーリーだということ。
ダンサーを勝手に断りましたが、マネージャーの指示通りにしてきたアリー。
アリーのシンガーとしてのスタイルを変えて欲しくないと、人の事には口を出すのに自分の事を変えられないジャクソンは、僕も同じだなとハッとさせられました。
ミュージシャンとしてのピーク(?)を過ぎたジャクソンのために、何かしてあげたいという必死さの中に、今思えば焦りもあったんだろうなと思いました。
ジャクソンは約束を破り自殺、自殺をするために約束を破ったのか。
きっと後者でしょう。
アリーに恥をかかせたのに、結局いつまでも変われない自分が嫌になったんだと思います。
ラストシーンのステージでは、ジャクソンに対しての必死さ焦り怒りなど感情全てを包み込む強い愛情を感じました。
自殺もラストシーンのステージも、どちらも本当にお互いのことを本気で愛していたからとった行動だと思いました。
ダメンズと飲んだくれ。もう会うことのない二人ですが、それでもお互いのことを永遠に想い続けるのでしょう。
胸が熱くなりました。
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