SHOE DOG 靴に全てを
フィル・ナイト
昔からナイキの靴は何かしら履いていました。
ジョギング用に買った靴は2足目ですが両方ともナイキ。
なぜか惹かれます。そんな靴を作ったナイキの創業者の話です。
信念だ、信念こそは揺るがない。
フィルはブルーリボンという会社でオニツカ(現アシックス)の西部での独占販売権を取得して靴の輸入販売を始めました。
それまでの百科事典のセールスは売れなかったようですが、オニツカからの最初の在庫が完売しました。
なぜ売れたか。フィルはセールスではなかったと言います。
私は走ることを信じていた。みんなが毎日数マイルを走れば、世の中はもっと良くなると思っていたし、このシューズを履けば走りはもっと良くなると思っていた。この私の信念を理解してくれた人たちが、この思いを共有したいと思ったのだ。
陸上選手だったフィルらしい考えですし、僕も時々ジョギングをして気づいたことがありました。
運動らしい運動をしていないときは、雨のせいにしたり言い訳をして行かない理由を自分の中に作っていました。
走るようになるとそういった言い訳が頭の中から消え、運動していないときの考え方も自然とそうなっていったように思います。
ポジティブな考えじゃないと運動なんてできません。
みんながそうなるためには運動すればいいと思っています。
どんなスポーツでも競技中だけでなくトレーニングをするなら走る機会が多いはずです。
その走りが良くなったと実感できたらば、もっと走りたくなるかもしれません。
そうなればポジティブな考えに変わっていく、みんながそうなれば世の中がもっと良くなると思っていたのではないでしょうか。
この考え方が間違っていても合っててもどっちでもいいですが、僕は自分がそうだったのでこの言葉を読んだときはものすごく共感できました。
みんなが毎日数マイルを走れば、世の中はもっと良くなると思っていた。
フィルはこの信念をずっと貫きました。
走り続けろ、止まるな。
純資産や流動資産よりも、人に必要なのは自信なのだ。
勝つことは、私や私の会社を支えるという意味を超えるものになっていた。
私たちは全ての偉大なビジネスと同様に、創造し、貢献したいと考え、あえてそれを声高に宣言した。
このシューズを履けば走りはもっと良くなると思っていた。といっていた通り、走ることにこだわりを持ち、その質を高めるために創造し貢献したいとナイキを創業してからも思い続けました。
ずっとお金に苦しめられていたナイキですが、信念に共感してくれる仲間と共に、危機をチャンスに変えて成長してきたんだと知りました。
死ぬまでにしたいこと
「最高の人生の見つけ方」という映画のことを話題に出してきます。
死ぬ前に時間を有効に使おうと、やりたいことをやるというストーリーらしいです。
死ぬまでに何をやっておきたいか?
そう言われてもパッと答えられません。
フィルがみんなに言いたいという言葉は、自信が持てない僕が言われているような気分になりました。
自分を信じろ。そして信念を貫けと。
他人が決める信念ではない。
自分が決める信念だ。
心の中でこうと決めたことに対して信念を貫くのだ。
世の中に貢献できることはなんなのか、それを信念として貫き通せるもの。
自分にとってそれが何なのかはわかりませんが、とにかく今はジョギングやジム通いを続けていればわかるのかもしれません。
一緒に行きたいと言う人を連れて行くことはできましたし、そう言う人やジム主のためにはなったのではないかと思います。
信念が決まっても決まってなくても、世の中はもっと良くなると思ってナイキを履いて自分にこう言い聞かせようと思います。
走り続けろ、止まるな。
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